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干潟は地球の宝

─田久保晴孝 三番瀬写真展─


三番瀬を守る会は5月7~9日、「干潟は地球の宝。三番瀬をラムサール条約登録に」と銘打った「田久保晴孝 三番瀬写真展」を開いた。会場は船橋市勤労市民センターの1階展示室である。

田久保さんは「三番瀬を守る会」の会長だ。日本湿地ネットワーク(JAWAN)のアドバイザーもつとめている。田久保さんは長年にわたり、多種多様な生き物が生息する三番瀬の四季を撮りつづけている。

写真5-1

写真展は三番瀬の貴重な自然や生き物を多くの市民に知ってもらうことが目的である。三番瀬の水鳥や底生生物、植物、干潟の風景など、田久保さんが撮った写真を数多く展示した。「守る会」会員の作品や、三番瀬の歴史、漁業、ラムサール条約登録、第二東京湾岸道路計画、海洋プラスチックごみなどの写真・資料も展示した。展示物は241点におよぶ。

3日間で185人が訪れた。こんな感想が寄せられた。

「三番瀬には私の知らない鳥がたくさんやってくることがわかった。ぜひ行ってみたい」

「千葉市や習志野市、浦安市などの埋め立て地に8車線の第二湾岸道路用地が確保されていて、三番瀬で中ぶらりんになっている。三番瀬保全運動によって、この道路建設を28年も食い止めている。それを写真ではじめて知った」

写真5-2
水鳥などの写真に見入る人たち

JAWAN通信 No.135 2021年5月30日発行から転載)