国際自然保護連合に加盟申請書提出

 日本湿地ネットワークは4月に国際自然保護連合 (IUCN:The World Conservation Union)への加盟申請書を提出しました。
 IUCNは、1971年にラムサール条約を発足させる母体となったNGOの一つで、ラムサール事務局はIUCN本部の建物の中にあります。政府を含めた団体が会員となっており、ラムサール条約や、生物多様性条約を初め、環境関係の条約会議の前にGBF(Global Biodiversity Forum)を開いてきました。バレンシアで開かれたCoP8の前のGBFの湿地復元(再生)部会で、日本における状況を鈴木マギーさんが発表し、これらを含めて、CoP8に、決議16「湿地再生の原則とガイドライン」の最終原案が提出されました。(提出したラムサール湿地再生部会の議長は、一昨年JAWANの国際湿地シンポでお招きしたビル・ストリーバーさんです。)
 日本の草の根の保護団体の意見を、ラムサール条約をはじめとして国際的に発信する場を確保する上で、IUCN加盟は意義があるというJAWAN運営委員会の判断で、加盟を申請することにしました。
 加盟にあたっては会員団体2団体の推薦が必要であり、(財)日本自然保護協会と、(財)世界自然保護基金ジャパンのご協力を得て推薦状を書いていただきました。
 申請書は現在IUCN理事会で審議されており、Bankokで開かれる2004年11月17〜25日の総会で決定される見込みです。
 IUCNについては、IUCN日本委員会の次のページを参照してください。http://www.iucn.jp/iucn/index.html

(柏木 実)