三番瀬フェスタの国際シンポで
ピーター・ベイ博士が来日
――日本各地の湿地でシンポジウムや交流会が開催されます

　　サンフランシスコ湾で湿地の保全・再生プロジェクトに携わってきたアメリカのピーター・ベイ博士が、1月に開催される三番瀬フェスタ「サンフランシスコ湾計画にまなぶ国際シンポジウム」（三番瀬フェスタ実行委員会主催／千葉県共催）での講演のために来日します。
　三番瀬フェスタの国際シンポジウムでは、ベイ博士による基調講演のほか、閉鎖性海域（湾）の環境保全をテーマに、市民、漁業者、研究者や行政関係者も参加してのパネルディスカッションなどが行われます。
　また、国際シンポジウムの後は、ラムサール条約と私たちの東京湾（ROW）の企画で、「ウェットランドウィーク」として、吉野川河口干潟、博多湾、諫早湾、播磨灘などでベイ博士を交えての講演会やエクスカーションが開催されます。「まず保全を、そして劣化してしまったものはガイドラインに沿った再生を」「政策決定者を含め、湿地の価値をあまり評価していない人々にどう拡げていくか」「精密な調査にもとづく保全・再生計画を」など、問題を抱える湿地にとって重要な課題をベイ博士とともに考えます。