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2013年4月9日

福岡市長 高島宗一郎様

日本湿地ネットワーク
代表 辻 淳夫

和白干潟のラムサール条約登録の早期実現を求める要望

 日頃は、当会の運営活動に格別のご配慮を頂き感謝申し上げます。
 この度は、講演会「日本の湿地を守ろう!」(4月6日)へ高島宗一郎市長様より温かい応援メッセージを頂きありがとうございました。
 さて日本湿地ネットワークは、福岡県福岡市「和白干潟」がラムサール条約登録湿地として早急に国際的に保全されるべき重要な湿地であると考えます。
 和白干潟は、博多湾東部にある日本海側で最大の干潟であり、貴重な渡り鳥の飛来地で、保全されるべき湿地として、2004年環境省「ラムサール条約登録候補地」のひとつに選ばれています。
 しかし、候補地にあげられながらも早や9年が経過し、その間、国内の湿地が次々とラムサール条約登録を果たしています。
 和白干潟は、開発により全国の干潟・浅海域が埋め立てられていく中で、貴重な野鳥の宝庫でかつ数少ない自然海岸の残る干潟であり、湿地を守る市民の環境保全活動があることも含めて2009年には、干潟では唯一「にほんの里100選」に選ばれています。
 和白干潟の自然環境は、博多湾の開発により野鳥や生き物の種数が減少して、海域環境も潮流の静穏化、底質の悪化が懸念されます。このような環境悪化を食い止めるためには、市民の力とともに行政や国際的な保全の政策が必要であると考えます。日本湿地ネットワークは、2013年度総会(福岡県福岡市東区和白)において、次の通り決議いたしました。どうぞ、和白干潟のラムサール条約登録の早期実現に向けて一層のご支援を賜りたくお願い申し上げます。

和白干潟のラムサール条約登録の早期実現を求める決議


 日本湿地ネットワークは、福岡県福岡市「和白干潟」がラムサール条約登録湿地として早急に国際的に保全されるべき重要な湿地であると考えます。
 日本湿地ネットワークは、和白干潟のラムサール条約登録の早期実現を促進するため、環境省、福岡県、福岡市に全力で取り組むことを求めます。

2013年4月6日
日本湿地ネットワーク総会参加者一同

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