紺屋田・印所の森を歩く会
連絡先住所 紺屋田・印所の森を歩く会
電話 0561-83-2214
FAX 同上
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ホームページ http://uesugi2-web.hp.infoseek.co.jp/
団体の経歴や活動内容
  本会は瀬戸市街地に隣接する愛知県有林でもちあがった珪砂採掘計画を機に結成されました。市民が身近な自然の価値を再認識する中で、絶滅危惧種や東海丘陵要素の多産する県有林での露天掘りを認可する愛知県や地場産業を自称する業界に対して疑問を提起し続けました。不幸にして開発は止まりませんでしたが、珪砂採掘にともなう保安林解除に際しては愛知県下で26年ぶりの公聴会を開催させ、作業許可等の取り消しを求めて公害等調整委員会に提訴するなどいたしました。
 現在の活動は瀬戸市内の湿地、特に馬ケ城地区の保全に重点を置いています。馬ヶ城の森は170ヘクタール全域に湧水湿地が点在し、瀬戸市の自主水源として貴重であるだけでなく、沢筋に自生するシデコブシは瀬戸市内で最多です。一方、珪砂資源も豊富とされ、県や事業者による開発計画がいつ持ち上がって
も不思議でない状況です。ご関心のある方はホームページからメールをお送りください。
活動の対象としている湿地
名称 馬ヶ城水源地
場所 愛知県瀬戸市馬ヶ城町
 馬ヶ城の森は愛知県瀬戸市の東部に市街地と隣接してあり、1920年代から水源涵養保安林として170ヘクタール全域が保全されてきました。その内部は湧水湿地が点在し、沢筋に自生するシデコブシは瀬戸市内で最多であるほか、サクラバハンノキ、サギソウ、カザグルマ、ヘビノボラズ、トウカイコモウセンゴケ、ホソバリンドウなどが多産しています。オオタカが累年営巣していることも確認されています。また、鎌倉から室町時代にせとものが焼かれた場所であり、瀬戸市教育委員会によって確認されたものだけでも38基の古窯が点在します。森の北には東大演習林の事務所が隣接するようにしてあり、緑のダム研究で有名な量水観測施設からもほど近い場所です。
シデコブシ
 本来なら永く保全が約束されるべき場所ですが、ガラスの原料である珪砂資源が豊富に埋蔵するとされ、ことに瀬戸市は市長が珪砂採掘業者であることから、県や事業者による採掘計画がいつ持ち上がっても不思議でない状況です。


掲載情報更新日:2008年3月