三番瀬は今!

牛野くみ子(千葉の干潟を守る会)

 三番瀬はご承知の通り、円卓会議及びその下部組織の護岸・陸域小委員会、海域小委員会で具体案を検討中です。

 未利用地を海にもどそう、そんな意見もある一方、猫実川河口域に砂を入れて、人工干潟をつくれば、潮流がかわり、漁業にとっても良いなどそういう意見もあります。円卓会議は市民参加を旨としています。がこのところ傍聴者は減っています。

 会議を委員だけに任せるのでなく、傍聴したり、意見を言ったり(傍聴者も意見が言える)して、委員を支援する、世論の声をあげていく必要性を感じています。そんなことから円卓会議にもっと関心を持ってもらいたいと「干潟を守る日」に行徳で、右のようなビラ撒きをしました。

三番瀬円卓会議に注目しよう
―市民の声で三番瀬再生計画を決めよう―

 「中間とりまとめ」では、●水鳥が利用し●漁場資源を回復し●海水底質環境などの改善により、よりよい干潟・浅海域をつくることが掲げられていますしかし、猫実川河口の浅海域に土砂を入れて人工干潟を造成したいと言う委員もいます。

 また、市川市の塩浜地区構想は自然回復よりも都市再開発が中心という委員もいます。私たちと子どもたちの三番瀬が、これでいいのでしょうか。

 あなたも意見が言えます。「円卓会議」を傍聴しませんか。

 日程、会場は、県総合企画部政策調整課「三番瀬プロジェクトチーム」にお問い合わせ下さい。

(JAWAN通信 No.75 2003年6月1日発行から転載)