「三番瀬をラムサール条約湿地に」
〜署名1万人分を県に追加提出〜
「三番瀬を守る署名ネットワーク」は10月26日、三番瀬のラムサール条約登録を求める署名1万人分を県知事あてに追加提出しました。
署名を受け取ったのは県環境生活部の半田徹也次長です。署名を手渡す際、田久保晴孝代表はこう要請しました。
「今年、ラムサール条約第12回締約国会議(COP12)が南米ウルグアイで開かれた。COP12で三番瀬がラムサール条約に登録されるようにと、これだけの署名を集めた。2012年に開かれたCOP11に向けては14万の署名を提出した。次回の締約国会議(COP13)は2018年に中東ドバイで開かれる。その会議でぜひ三番瀬がラムサール条約に登録されるようにしていただきたい」
半田次長はこう答えました。
「三番瀬のラムサール条約登録については、すみやかに進めるべきという意見もあるが、時期尚早という意見もある。県としては、引き続き県民の意見を聞きながら、地元関係者の合意に向け、調整に努めていきたい」
署名提出のあとは、署名ネットなど三番瀬保全団体のメンバーと県の関係部局が話し合いです。「漁協は『ラムサール条約登録よりも漁場再生が先』と言っているが、ラムサール登録と漁場再生は矛盾しない。県は意見を聞くだけでなく、漁協を説得すべきだ」などの意見がだされました。
(JAWAN通信 No.113 2015年11月20日発行から転載)
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