■「干潟・湿地を守る日2016」イベント報告
自然の宝庫を守ろう
〜和白干潟のクリーン作戦と自然観察
/和白干潟を守る会〜
和白干潟ではいま、たくさんの人たちが潮干狩りを楽しんでいます。アシ原中道や後背林では、新緑がとてもにぎやかです。赤や黄緑、濃い緑があり、変化を楽しむことができます。
花ではハマエンドウ、ハマニンニク、ハマダイコン、ノイバラ、ハタザオが満開です。ヤマフジは白や藤色に色づいています。アキグミの花は広範囲によい香りをただよわせています。白いハリエンジュも咲き始めました。これからアシもだんだん伸びてきて緑一色になります。アシ原中がさわやかになってきます。
2016年4月23日のクリーン作戦は、はじめる前から雨が降っていたため、守る会のテントを張って準備しました。はじめに参加者の前で干潟・湿地を守る日の宣言を読みあげました。みなさんの賛同を得てから清掃をはじめました。
大潮の満潮のあとであり、数日前にも雨が降ったため、人工や自然のゴミが草の上までたくさん打ち寄せられていました。一輪車、リヤカー、ソリなどを使って多くのゴミを集めました。
今回も若人が数人参加してくれました。九州産業大学の学生などです。人数の割には効率よく運ぶことができ、見事にきれいになりました。ゴミは置き場いっぱいになりました。
城東高校の先生も守る会の団体会員として参加してくださいました。雨天のため、生徒たちの参加は中止されたとのことです。
初めて参加された学生さんは「次回も参加したい」と話してくれました。
清掃のあとは観察会です。珍しいオサガニや野鳥を見てもらいながら、お茶とお菓子でのどを潤してから散会しました。
(田辺スミ子)
(JAWAN通信 No.115 2016年5月20日発行から転載)
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