辺野古への土砂搬出は許さない!
〜辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会などが集会〜
「どの故郷にも戦争に使う土砂は一粒もない」──。辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会と「反辺野古土砂搬出/首都圏グループ」は、辺野古新基地建設計画で海の埋め立てに使う土砂を西日本各地から搬入する政府の計画に反対しています。
協議会は、土砂搬出の予定地となっている鹿児島、長崎、熊本、北九州、瀬戸内海など各地の市民団体で構成されます。結成は昨年5月31日です。参加団体は結成当初の7団体から18団体に増えました。
協議会と首都圏グループなどは7月31日、東京都内で集会をひらきました。「辺野古新基地建設断念を求める全国交流集会」の第2分科会としてひらいたものです。超満員となる100人が参加しました。
協議会の共同代表をつとめる阿部悦子さんは、「私たちは今年4月、沖縄で学習交流集会をひらいた。沖縄の人たちと一体となったことを感じた。この国は運命共同体として沖縄に接しなければならない。連携を強め、各地の土砂を辺野古埋め立てに使わせないためにがんばりましょう」とよびかけました。
協議会顧問の湯浅一郎さんは、「土砂搬出阻止の運動には、地域ごとにさまざまな事情や困難性がある。そういう認識を共有しあい、全国共通のとりくみをつくっていこう」と訴えました。
「辺野古埋め立て土砂搬出反対」北九州連絡協議会事務局長の八記(やつき)久美子さんはつぎのようにのべました。
「北九州市の門司地域は全体の35%の土砂が搬出予定となっている。私たちはこの1年間、北九州市全体にこの問題を知らせるためさまざまなとりくみを進めてきた。そして世話人会において、いちばん有効な行動はなにか、ということを議論した。その結果、世論づくりではないか、ということになった。“米軍は日本から出て行ってね”という国民世論をどうつくるか。これがいちばん肝心なことだと思っている」
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