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現地からの訴え(要旨)

重要情報を隠さないでほしい

辺野古のケーソンをつくらせない三重県民の会 柴田天津雄さん
写真2-7
柴田天津雄さん

 昨年2月1日の『琉球新報』に、辺野古埋め立て工事用のケーソンが三重県でつくられるという記事が載った。こんな規模のものをつくるのは三重県ではJFEエンジニアリング(株)の津製作所しかない。
 そこで、津製作所にたいして話しあいを申し入れた。話しあうという回答を得たので、5月に行った。そうしたら、「本社から会ってはいけないという指示があったので会えない」と言われた。
 「本社の誰が指示をしたのか」と聞いたら「本社の総務課だ」という。その場で総務課に連絡した。総務部長がでてきた。「この件については私が責任をもっているので本社のほうに来なさい」ということだった。
 最初の津製作所の対応はまっとうだと思う。私たちは、「津製作所のどういうところでケーソンをつくろうとしているのか、その意図について話しあいたい」と言った。それが本社の指示でダメということになった。
 今年の8月26日、みなさんとJFEエンジニアリング横浜本社に行った。そうしたら、いっさい会わないということで門前払いをくらった。ものすごく失礼な態度だった。上のほうから「話しあいには応じるな」という指示がでているようだった。
 防衛省の方にお願いしたい。このような国家事業については、いろいろな場所で討論させることが必要だ。ケーソンは、辺野古の海上基地の建設にあたって土台となる。そのような重要なものについては防衛省のほうから情報をだしてほしい。
 私たちはJFEエンジニアリングの津製作所や本社の人と話しあいたい。そのような話しあいを促進していただきたい。防衛省は、「話しあうな」と指示するのではなく、どこでケーソンをつくることになっているのかを明らかにしてほしい。情報を隠さないでほしい。

(JAWAN通信 No.117 2016年11月30日発行から転載)

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