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■2017年「干潟・湿地を守る日」イベント報告

和白干潟のクリーン作戦と自然観察 (4月22日)

〜和白干潟を守る会〜


写真6-1
クリーン作戦

 博多湾の奥部に位置する和白干潟では4月22日、クリーン作戦と自然観察をおこないました。参加者は148人です。内訳は城東高校108人、産業大学の宗像ゼミ生3人、澤田ゼミ20人、和白干潟を守る会13人、一般4人です。
 クリーン作戦で回収したゴミは、一般ゴミ298袋分のほかに、粗大ゴミが大缶1個、工事用コーン2個などです。観察会で見られた鳥は、ミヤコドリ12羽、クロツラヘラサギ5羽、ダイサギ1羽、カワウ2羽です。
 和白干潟ではいま、干潮時にたくさんの人たちが潮干狩りを楽しんでいます。アシ原中道や後背林では、新緑がとてもにぎやかです。赤や黄緑、濃い緑があり、アカメガシワの赤い新芽もでていて、変化を楽しむことができます。
 花ではハマエンドウが満開で、ハマニンニクが穂をだしています。オオジシバリも黄色い可憐な花を咲かせています。ヤマフジも白や薄紫の房をたくさんつけていて、とてもきれいです。ハマダイコン、ノイバラ、アキグミの花は、道行く人によい香りをとどけてくれます。
 はじめに「2017干潟・湿地を守る日」宣言文を参加者の前で読みあげ、みなさんの賛同を得てから清掃の範囲や方法などを説明しました。数日前の大雨と春の嵐の影響で空き缶が多くありました。自然ゴミも、河口から海の広場前、和白方面にすごい量です。
 今年も城東高校の生徒と先生に大勢で参加していただきました。産業大学生もいつになく多く参加してくれました。最後の感想では、「清掃後は、見違えるほどきれいになったことをうれしく思います」と言っていただきました。ガールスカウトの子も、きれいになったことにみんなの頑張りを感じてもらえたようです。

(田辺スミ子)

写真6-2
記念撮影
(JAWAN通信 No.119 2017年5月30日発行から転載)

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