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■2017年「干潟・湿地を守る日」イベント

三番瀬自然観察会 (4月2日、5月7日)

〜千葉県野鳥の会、日本野鳥の会東京〜


 三番瀬は東京湾の奥部に残る自然の干潟・浅瀬です。千葉県は三番瀬に残る干潟をすべて埋め立てる計画を1993年に発表しました。この計画は、埋め立て反対運動の高まりによって2001年9月に白紙撤回となりました。
 県はその後、三番瀬に第二東京湾岸道路を通すため、浦安寄りの猫実川河口域で人工干潟を造成する計画を打ちだしました。これも三番瀬保全団体の運動により昨年10月に中止となりました。
 こうした運動で現地観察会は大きな役割をはたしました。千葉県野鳥の会は、月1回の三番瀬自然観察会を1999年からつづけています。日本野鳥の会東京と共催です。観察会に参加すれば、干潟や浅瀬を守ることの大切さを肌で感じることができます。観察会は「三番瀬を守れ」の世論拡大に大きく貢献しました。
 今年は4月2日と5月7日の定例観察会を「干潟・湿地を守る日」参加イベントして位置づけました。4月2日は40人、5月7日は60人が参加しました。

写真9-1
日本に約500羽飛来するミヤコドリ。三番瀬では今年1月8日の観察会で過去最高の392羽が確認された
写真9-2
観察会の参加者=5月7日
写真9-3
干潟で観察
(文・写真/『JAWAN通信』編集部)
(JAWAN通信 No.119 2017年5月30日発行から転載)

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