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新基地建設で自然破壊が続く

〜沖縄現地闘争・交流に参加して〜

反辺野古埋立土砂搬出/首都圏グループ 山咲眞人、若槻武行

 2017年10月末、沖縄の反基地現地闘争に参加してきた。

◆高江

 24日は東村高江の大型ヘリ・オスプレーパッドの現場へ。座り込んだN1ゲートの上空を、数日前に墜落したばかりの同型のヘリが低空を飛び交う。爆音もすごいが、破壊・炎上によるストロンチウム90放出を身近に感じてしまう。豊かな植生と動物たちが危機に瀕している。

◆辺野古海上

 24日午前は今回のメイン行動、新基地建設反対海上デモに参加。サンゴ礁のK1護岸予定地の澄んだ青い海にカヌー80艇と船8隻が並んで、壮観だった。台風の強風の中、我々は沖縄平和市民連絡会の北上田毅船長らの「美ら海」号に上船。新基地建設工事は予定より大幅に遅れ進んでいない。さらに遅れそうだ。現地では「造らせない」「諦めなければ勝てる」という気持ちが本土以上に強い。

写真2-1
辺野古新基地建設反対海上デモ=10月24日、護岸工事予定地で

◆ゲート前

 同日午後は超大型ダンプ新車の工事資材搬入阻止で座り込む。機動隊の牛蒡(ごぼう)抜きが自分の番の寸前でストップ。やや拍子抜けの気持ちに。翌日も同集会に参加。

◆嘉手納基地弾薬庫前

 27日早朝より核配備に抗議する最初の集会へ。台風前の強風・大雨の中でも女性や若者の一人参加が意外に多かった。

◆石垣島自衛隊基地予定地視察と交流会

 JAWAN会員の「アンパルの自然を守る会」の山崎雅毅さんの案内で自衛隊石垣島ミサイル基地候補地と名蔵アンパルのマングローブの湿地を視察。反対運動の若手中心メンバーであるHさん、Uさんと交流し、ミサイル基地の状況を聞く。衆議院選沖縄4区では自衛隊配備賛成派が勝ったのに対し、反対派住民には自衛隊配備反対署名1万4千筆余りもあり、次の選挙で平和と豊かな自然環境を守ると強く語っていた。基地建設により赤土が流失し、農地や国立公園の湿地、サンゴ礁を破壊する。石垣での反対運動の広がりを期待したい。

写真2-2
何種類ものマングローブが広がるアンパル(石垣島)の湿地
(JAWAN通信 No.121 2017年11月20日発行から転載)

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