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翁長知事の遺志受け継ぎ 新基地造らせない

〜辺野古新基地建設反対8・11沖縄県民大会に呼応し、東京集会に2800人が結集〜

辺野古土砂搬出反対首都圏グループ 若槻武行

 那覇市で8月11日に開かれた辺野古新基地建設反対沖縄県民大会は、埋め立て承認撤回を進めていた翁長雄志知事急逝の追悼集会として7万人が結集。それに呼応し、東京でも集会が開かれた。猛暑にも負けず、過去最多の参加者が東京都豊島区の東池袋中央公園を埋めつくした。

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 政府は、8月17日に予定していた埋め立て土砂投入開始を延期した。土砂を投入する海は262種の絶滅危惧種や、貴重なサンゴを含む6000種の海洋生物の生息地、ジュゴンの餌場で、浜はウミガメの産卵場である。埋め立てによってそのすべてが破壊される。
 海底はマヨネーズ状の軟弱地盤や活断層もある。基地としては危険で、工事費も増大する。当初の工事費試算3500億円が1兆円超に増大する。そのすべてが税金だ。
 埋め立て工事は多くの違法・不正・誤魔化しが明らかになった。それゆえ、翁長知事は仲井真前知事が行なった埋め立て承認の撤回手続きを進めていた。

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 東京集会では、沖縄県民大会も中継で伝えられた。金城吉春さんの歌、与儀睦美さんの踊りで盛り上がり、女子大生Sさんの話は万雷の拍手を浴びた。
 集会の最後はデモ。この時点での参加者は2800人(カンパも120万円超)。デモは2梯団に別れ、宣伝カー2台が先導。第2梯団はさらに膨らんで警察の規制でいくつにも切られる。宣伝カーの音声は届かないが延々と続いた。デモ後の集会が終わったあともデモ隊が続々と帰ってくる。最終的には4000人はいたのではないかと、多くの参加者が感激していた。

写真3
翁長知事の遺影を囲んで「辺野古新基地は造らせない」と誓いあう東京集会の参加者=8月11日、東京都豊島区の東池袋中央公園
(JAWAN通信 No.124 2018年8月30日発行から転載)

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