本土からの埋め立て用土砂搬出を止めよう
安倍政権が辺野古の海を埋め立ててつくろうとしている基地は「普天間基地の代替」ではない。新しい巨大基地である。軍港もある。弾薬庫もある。こんな基地は絶対につくらせてはならない。これがいちばんの問題だ。
問題はほかにもある。辺野古の埋め立てに用いる土砂の75%は沖縄県以外のところから運ぼうとしている。鹿児島県の徳之島、奄美大島、佐多岬、熊本県の天草、長崎県の五島、北九州市の門司地区、山口県の黒髪島、向島、香川県の小豆島である。小豆島では、山をごっそり削って土砂を辺野古に運ぶという準備がすすんでいる。
辺野古新基地の問題は私たち大和(やまと=本土)の問題でもある。私たち自身の力で断固として阻止しなければならない。
私たち首都圏グループは、辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会と連携しながら、辺野古埋め立て用の土砂搬出に反対する運動を搬出予定地の人たちといっしょにすすめている。当面のとりくみとして力をいれているのは新たな署名集めである。
署名では特定外来生物の侵入問題をとりあげている。沖縄県の条例には、アルゼンチアリやハイイロゴケグモなどの特定外来生物が土砂といっしょに沖縄に侵入するのをストップさせるということがうたわれている。特定外来生物の侵入は絶対に阻止しなければならない。もうひとつは、日本政府は国際的な生物多様性条約を結んでいるのに、それをホゴにしようとしていることだ。それを許さないということで、辺野古への土砂搬出に反対している。
これまでの署名は内閣総理大臣あてであった。11万7310筆を集めて総理大臣に提出した。新たな署名は、土砂計画の撤回を求める国会への請願署名である。衆議院と参議院の議長に提出する。この署名をたくさん集め、辺野古の巨大な新基地に反対する運動を私たち自身の問題としてとりくんでいきたい。多くのみなさんが署名集めに協力してくださるようお願いします。
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