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「みんなで守ろう三番瀬」初日に誓う

─恒例の初日の出を見る集い 2025─


2025年の幕開けとなった元旦、三番瀬は今年も大勢の初日客でにぎわった。船橋側では「三番瀬を守る会」が、市川側では「市川三番瀬を守る会」が恒例の初日の出を見る集いを開いた。

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三番瀬は今も危機的状況がつづいている。三番瀬7団体は第二東京湾岸道路の建設を約32年間食い止めている。だが国土交通省と千葉県はあきらめない。この道路は首都圏の3環状9放射道路交通ネットワークの一環をなすもので、国策(国家プロジェクト)だ。三番瀬を通る予定になっている。2023年8月は、三番瀬の一部をつぶして人工干潟を造成する計画を市川市が打ち出した。

三番瀬を守る会のメンバーは「みんなの力で守ろう三番瀬」の横断幕を掲げながら「三番瀬を守りぬこう」と誓いあった。

三番瀬に面した市川市塩浜2丁目護岸で、東京湾のかなたから昇る初日を拝む人たち=2025年元旦、市川三番瀬を守る会提供
砂浜で日の出を待つ人たち=船橋側
船橋側には今年も500人超が訪れた。後方は展望デッキで日の出を待つ人たち
波打ち際で初日をスマートフォンで撮影したり、拝んだりする人たち=船橋側
西のほうでは雪をかぶった富士山が見える。初日の出と初富士の両方を堪能することができ、見物客は満足げだった=船橋側
三番瀬の船橋側は国交省関東地方整備局の「関東の富士見百景」に選ばれたビュースポットでもある。手前は珍鳥ミヤコドリの群れ
市川市塩浜2丁目の護岸で日の出を見る人たち。約250人が訪れた=市川三番瀬を守る会提供
市川三番瀬を守る会の人たちは、市川市が塩浜2丁目護岸前で計画している人工干潟造成の中止をアピールした=同上
初日を浴びながら「三番瀬を守りぬこう」と誓いあう三番瀬を守る会の人たち=船橋側
JAWAN通信 No.150 2025年2月20日発行から転載)