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みんなの力で三番瀬を守ろう

─船橋側と市川側で初日を見るつどい 2026─


 三番瀬は埋め立て反対運動によって残った貴重な干潟・浅瀬である。2026年の幕開けとなった元旦、三番瀬は今年も大勢の初日客でにぎわった。船橋側では「三番瀬を守る会」が、市川側では「市川三番瀬を守る会」が恒例の初日の出を見るつどいを開いた。

 三番瀬は今も危機的状況がつづいている。三番瀬7団体は第二東京湾岸道路の建設を33年間も食い止めている。だが国土交通省と千葉県はあきらめない。この道路は首都圏の3環状9放射道路交通ネットワークの一環をなすもので、国策(国家プロジェクト)だ。三番瀬を通る予定になっている。2023年8月は、三番瀬の一部をつぶして人工干潟を造成する計画を市川市が打ち出した。

 三番瀬を守る会のメンバーは「みんなの力で守ろう三番瀬」の横断幕を掲げながら「三番瀬を守りぬこう」と誓いあった。


後方は、ふなばし三番瀬海浜公園の展望デッキで日の出を待つ人たち
ふなばし三番瀬海浜公園前の砂浜に続々と集まる初日客。船橋側は今年も数百人が訪れた
船橋側(ふなばし三番瀬海浜公園前の砂浜)は数百人の初日客でにぎわった。午前7時前、東のほうの工場群から初日が顔を出すのをまちわびた。ところが工場群の上は厚い雲がかかっている。太陽はなかなか見えない。7時15分頃、雲の間から初日が顔を出した。すると、「うわー、すごくきれい!」「待っててよかった」などの歓声があがる。待っていた人たちは一斉にカメラやスマートフォンのシャッターを切った
西のほうでは雪をかぶった富士山が見えた。初日の出と初富士の両方を堪能することができ、見物客は満足げだった=船橋側
船橋市を拠点に活動している「三番瀬を守る会」の人たちは「三番瀬を守りぬこう」と誓いあった
市川側の市川市塩浜2丁目護岸前で日の出を待つ人たち。約200人が訪れた=市川三番瀬を守る会提供
三番瀬に面した市川市塩浜2丁目護岸で、雲の切れ間から顔を出した初日を拝む人たち=市川三番瀬を守る会提供
市川市を拠点に活動している「市川三番瀬を守る会」の人たちは、市川市が塩浜2丁目護岸前で計画している人工干潟造成の中止とラムサール条約登録をアピールした=同上

JAWAN通信 No.154 2026年2月28日発行から転載