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「干潟・湿地を守る日」 各地のとりくみ

和白干潟のクリーン作戦と自然観察

 和白干潟を守る会は1988年4月から和白干潟の保全活動を始め、今年で38年になります。博多湾・和白干潟の豊かな自然を破壊から守り、未来の子どもたちに伝えることを目的としています。

 和白干潟を守る会の保全活動は、自然観察会・クリーン作戦・調査活動の3つが活動の柱になっています。その中でクリーン作戦は、一般の方々に保全内容がわかりやすくて、参加しやすい活動だと思います。

 1989年からクリーン作戦を始めて定例となり、毎月第4土曜日の午後3時から5時まで、清掃活動や自然観察をしています。学生や企業の方々、一般の参加者、守る会会員で、和白干潟の海の広場から唐原川河口までの沿岸を清掃しています。参加者が多い時には、和白方面の沿岸も清掃しています。参加人数は30~80名くらいです。

 日本湿地ネットワーク(JAWAN)は、長崎県諫早湾が閉め切られた4月14日を「干潟・湿地を守る日」とするキャンペーンを1999年から始めました。和白干潟を守る会は「干潟・湿地を守る日」に参加し、毎年4月に「和白干潟のクリーン作戦と自然観察」を実施してきました。今年は4月25日(土)に実施予定です。

 当日は和白干潟の海の広場に集まり、クリーン作戦を始める前に、参加者全員で輪になり「干潟・湿地を守る日宣言」と「和白干潟宣言」を読み上げ、参加者に全国の干潟や湿地の保全への承認を得ます。清掃作業の説明をしてから、海岸の清掃活動を行います。

 和白干潟は、自然海岸のある干潟として「にほんの里100選」に干潟としては唯一選ばれています。干潟本来の景観を残している数少ない干潟で貴重な場所ですが、嵐や大潮の満潮後には川から流れてきたごみや沖合で発生したアオサが大量に沿岸に打ち上げられます。沿岸に生えている塩性湿地植物やアシなどにごみやアオサが覆いかぶさって、痛めてしまいます。

 嵐や大潮の後のクリーン作戦は、とても大変な作業になります。大学生など若者が多く参加いただけるので、助かっています。クリーン作戦の後には、望遠鏡で和白干潟に来ている水鳥たちを見てもらいます。

 最後にまた全員で輪になり、当日の回収ごみの量や参加人数や水質検査結果などの成果をお知らせして、参加者の感想をお聞きして交流し、記念写真を撮り散会します。クリーン作戦に参加することで、ごみを拾う人が増えて、美しい地球になるように願っています。

和白干潟を守る会 山本廣子

「干潟・湿地を守る日宣言」と「和白干潟宣言」を読み上げ
クリーン作戦
クリーン作戦
クリーン作戦のあとの自然観察
クロツラヘラサギ
ツクシガモ
回収したごみ
参加者の感想
記念撮影(2025年4月26日)
記念撮影(2024年4月27日)

JAWAN通信 No.154 2026年2月28日発行から転載