■干潟・湿地を守る日2007イベント報告

自然かんさつ会
「干潟の生きものたち〜多摩川河口編」

●期日:2007年4月7日(土)
●場所:多摩川河口干潟
●主催:NACOT(NACS-J自然観察指導員東京連絡会)
    ENB(NPO法人「環境ネットワーク・文京」)
●共催:グリーンタフ、日本野鳥の会神奈川支部、多摩川の自然を守る会

 午前中は1時間程干潟には足を踏み入れず、基本的に堤防の上から野鳥や植物、潮の引いてゆく状況等を観察、昼食後神奈川河口構想や、干潟・湿地を守る日宣言について説明の後、最初は6班に分かれまずはカニの活動状況をじっくり観察しながら干潟に足を踏み入れました。様々な干潟の生物観察に子供達は大はしゃぎで、どろんこまみれになった子供達も沢山いました。干潟から上がって、諫早の干潟干拓事業への講義や干潟再生への願いのシンボルとなっている「黄色いハンカチ」に観察会の感想やメッセージを書いて張り出し、あわせて共済団体である環境ネットワーク・文京の「みんな集まれ!!こどもの広場」に回数多く参加されたお子さんに差し上げる文京区ジュニア自然観察員への表彰の後、全体の取り纏めを行い解散しました。なお、黄色いハンカチはその日の内に諫早に送られ、閉め切り10周年キャンペーン会場に飾られました。

参加者人数〉63名+神奈川新聞記者1名+日経新聞記者1名

 なお、当日新聞取材が2社あり、神奈川新聞では翌8日に「干潟の動植物の観察会に70人参加」との記事が掲載されました。また、日経新聞には26日夕刊に当会会員の紹介記事が載りました。

黄色いハンカチメッセージの一部です
  • ひがたっていきものがいっぱいいるね。
  • ひがたはいきもののすみかさ。ひがたはとうきょうにはあまりないからたいせつに!
  • たくさんのいのちに出会えました。
  • ありのままの自然!
  • カニがいて、シジミがいて、ゴカイがいて、アナジャコがいる。多摩川があるから干潟があって、干潟があるから生きものがいる。みんなセットになっているのが生きている自然なんだね。
  • ひがたさん、たのしい一日ありがとう。
  • しぜんやカニなどがあってとてもたのしかったし、もう一どきたいです。あんなにカニが取れたし見れたのでうれしかったです。
  • キラキラと輝くカニと子供の笑顔、干潟も子どもも大切に守ろう!!
  • 多摩川のカニが一番!カニ、カニ、カニ、カニ、
  • たのしさがいっぱい わくわくがいっぱい うまっている ひがた なくならないでね
  • 干潟には思ったよりもたくさん生きものがいました。
  • 頑バレ干潟 カニのための みんなのために
  • 干潟って ス・テ・キ!!
  • 家族みんなで干潟遊びは楽しい!カニさん 貝さんもみんな家族。自然の干潟を守りましょう。
  • 多摩川河口の干潟をいつまでも残そう!!
  • みんなの地球!なかよくしよう!
  • 自然をまもろう 干潟もまもろう 東京ブンブン
  • 生き物 い〜〜っぱい!たのしかったよ、しじみとったよ。自然っていいよね。干潟・湿地なくさないで。
  • ひがたはいろいろな生きものがいるのでうめたてないでください。
  • 自然の動物をまもろう
  • 壊すのは簡単 立ち上げるのは困難 維持も勇気
参加者(航空会社勤務とのこと)からのメール抜粋
・・・明るい日差しのもと、多摩川河口に生きる干潟の野鳥、かに等の生態を観察しました。たまたま多摩川を挟んだ向かい側の職場(羽田空港)を離発着する自社機を眺めつつ、生活の利便性向上と健康的生活は共存は可能かな等と考えながら、意に反し大気汚染をしながらも生活の糧を得ている、我々航空族にとって対局にある自然保護活動をいっそう真剣に取り組まなければと感じました。・・・



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