■干潟・湿地を守る日2008イベント報告

今年も記録しよう、私たちの干潟
―第4回定点調査


●日 時:2008年4月19日(土)10:30
●場 所:沖縄県南城市・佐敷干潟
●主 催:佐敷干潟と遊び・学ぶしあわせまねきの会

 久々の企画ということもあり、近くの風の子学童の元気な子どもたちもあわせて40
人を超える参加者でわいわいと挨拶前から干潟はおおにぎわい。去年の参加者もつぎ
つぎかけつけてくれてうれしい限りです。干潟の景色はまたまた姿をかえ、護岸の前
まで迫っていた砂州は崩壊したのか跡形もなくなり、あたりはすっかり砂地化してい
ます。ミナミコメツキガニの食事あとの団子は、沖の方はるか遠くに移動していま
す。さぞや生き物もかわってしまっているでしょうね・・・と心配しながら去年調査
したA地点へ。糸状のミドリの藻がびっしりはえているせいか、泥も黒くヘドロのよ
う。泥パック状に柔らかい場所で、生き物はほんのわずかでした。そのすぐ近くのB
地点は、適度にかわいて、ミナミコメツキガニがたくさんいました。(ちょっと安
心)さらに沈没船の脇のC地点では、ゴカイがたくさんいて、ちゃんと干潟をきれい
にしてくれていることがよくわかりました。

 帰りに中学校横で、アカウミガメ(?)の無残な姿。解剖しなければ死因はわかり
ませんが、まだ小さいところをみると、ビニールを食べて力尽きたのではないかと、
暗い気持ちになりました。5月6日の朝刊にも、釣り糸が絡まって浮上できずに読谷沖
の海の底で死んでいる海がめの写真が載っていました。大切な地球に生きる同じ仲間
なのに、人間の勝手で命を奪うのは本当に心の苦しい事です。



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