■日本野鳥の会北九州
曽根海岸探鳥会と清掃活動
●日 時:4月4日(日) 9:00~12:00●場 所:北九州市小倉南区・曽根海岸
●主催:日本野鳥の会北九州
今年も、「干潟・湿地を守る日」の協賛行事として、探鳥会に併せて付近一帯の清掃活動を行いました。
風は強かったですが、天候にも恵まれ、絶好の探鳥会日和となりました。14名の参加があり、全員ごみ袋を片手に、出発しました。海岸までの道路と海岸沿いを清掃しました。1時間ほどの活動で、回収したごみは、大小併せて11袋で、昨年に比べ、て、およそ半分の量でした。環境意識の高まりやこのような地道な清掃活動などのおかげではないかと思います。
潮が引きすぎていたため、シギ・チドリ類やカモ類はほとんど見ることはできませんでしたので、観察できた野鳥は、30種類と少なかったのですが、暖かな春の日差しの中、楽しい観察会となりました。。
しかし、数多くの鳥が出現する曽根海岸ですが、憂慮すべき事態もあります。それは、現在都市計画道路6号線が海岸を通るコースで計画されており、曽根海岸に生息する野生鳥類の減少が懸念されることです。
日本野鳥の会北九州では、北九州市に対して、曽根海岸に生息する野生鳥類への影響が最小であるよう、計画の変更を提言するとともに、公聴会においても野生生物に配慮した計画にするよう、公述を行いましたが、これからも探鳥会などを通して、曽根海岸の大切さを訴えていきたいと思っています。
[観察鳥種]
カイツブリ、カンムリカイツブリ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、トビ、オオバン、ダイゼン、タカブシギ、イソシギ、ダイシャクシギ、ホウロクシギ、ユリカモメ、キジバト、ヒバリ、ツバメ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ツグミ、ウグイス、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、カワラバト(30種)
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