■博多湾会議
博多湾 人工島見学
4月11日、博多湾会議主催の「干潟・湿地を守る日2010参加企画-人工島見学 こども病院移転予定地と人道橋工事を見る」が行なわれました。参加者は自家用車で、沖合いに人道橋の橋脚の基礎工事が進められている香椎花園付近に赴きました。人道橋は、出来てもいない人工島市5区内の住宅地と香住ヶ丘を繋ぎ、かつ御島崎地区を経由する散策周回コースの一角として企画され、3年工区の2年目です。直線ではなくS字形曲線で設計され、その予算額は10億円。しかも、福岡市は環境アセスメントを実施せず、地元自治協議会に連絡しただけで広く市民説明会を開いていません。税金の無駄遣いであり、工事中も完成後も御島崎周辺海域の自然環境悪化の原因となります。その後、一行は牧の鼻公園に回り、人工島とその中の擬似湿地を遠望しました。工事進捗が大幅に遅れ島内に水溜りが出来、そこにクロツラヘラサギなどの渡り鳥が飛来しています。ラムサール条約定義の「一時的」「人工的」湿地となっています。
そして、人工島内に入りました。売却できない博多湾人工島造成地。福岡市は支払金利を含めると60億円を上回る税金で市の第3セクター博多港開発の造成土地を購入し、市立こども病院を強行に移転させようとています。その予定地に立ちました。なんで福岡市は、港湾地区に隣接し航空路の直下の騒音激しい地区に、こども病院を移転させるのかと改めて怒りを覚えました。
報告 博多湾会議 脇 義重
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