●蒲生を守る会(報告 佐場野 裕)
蒲生・自然観察会へのお誘い-春の干潟の渡り鳥-
5月5日(休日) 蒲生干潟
「干潟・湿地を守る日2010」への参加行事となる、蒲生を守る会の自然観察会は、「春の干潟の渡り鳥」をテーマに、5月5日(水)、晴天の穏やかな天候の下で開催されました。開会時に集合場所の日和山に集まった約40人の参加者は、新しく作成された「仙台海浜鳥獣保護区自然観察ガイド- 蒲生海岸の生きもの」の資料を参照しながら、蒲生干潟とこの季節に特有のシギ・チドリの渡り鳥についての説明を聞いて、観察を始めました。
ちょうど干潟は潮が引き始める頃で、開始早々、キアシシギやチュウシャクシギの姿を見ることができました。その後、干潟を一周するコースを巡り、河口、海岸、海上、アシ原、松林に現れる様々な野鳥との出会いを楽しみました。。
この時期は、カモ類・カモメ類・カイツブリ類などの冬鳥も、ツバメ、オオヨシキリ、センダイムシクイ、バンなどの夏鳥も同時に認められ、この日、鳴声で認められた種も含めて、全部で51種の野鳥を記録しました。。
観察会の最後には、蒲生を守る会として下のような追加宣言を加えて「干潟・湿地を守る日2010 宣言」を、参加者一同の拍手で採択しました。。
追加宣言:
蒲生干潟自然再生事業に市民主導で取り組み、生物の多様性を保つ豊かな蒲生の自然環境を復元させ、1970年代の渡り鳥でにぎわう干潟をとりもどそう。
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