W干潟・湿地を守る日2010自然かんさつ会

「干潟の観察会~多摩川河口編」報告

文責:国安俊夫

<主催>
自然観察指導員東京連絡会(NACOT)、NPO法人環境ネットワーク・文京(ENB)
<共催>
神奈川県自然観察指導員連絡会(グリーンタフ)、多摩川の自然を守る会
<日時>
5月29日(土)10:00~13:00 天気:曇り一時雨
<場所>
多摩川河口干潟
<参加者数>
  51名  一般参加者 39名 スタッフ 12名 報道機関 朝日新聞、読売新聞

<概要>

これまでで一番遅い時期に設定したにもかかわらず、今にも雨が降りそうな天気。気温もこれまでで一番低く、干潟観察には不向きな天候の中で開始しました。午前中は3班に分かれカニを中心に干潟の様々な生き物観察を行いました。その後、昼休みの時間を使い干潟再生への願いのシンボルとなっている「黄色いハンカチ」に、観察会の感想やメッセージなどを書いたり、蟹のおりがみを折ってもらいました。昼食時に雨が降ってきて、また、気温も低かったこともあり、昼食後は、干潟の生物の浄化能力実験の説明とセットを行った後、張り出された黄色いハンカチのメッセージを皆で確認するとともに、午前中に観察した内容のまとめや多摩川河口に計画されている連絡道路問題の説明を行い、最後にどの程度、水が浄化されたのか観察して終了しました。なお、解散後に希望者で堤防の上から野鳥や植物を観察しました。
黄色いハンカチとおりがみは「COP10おりがみプロジェクト」に送り、展示して頂くよう依頼する予定です。

<黄色いハンカチに書かれた感想(抜粋)>

いろんなかにをみつけた。たのしかったのでまたきたいです。
思ったより、大きいのが、たくさんとれて、うれしかった。
チゴガニのおどりがかっこよかったです。
カニがいっぱいいた場所があったよ。
色々な干潟の生き物を見れて良かったです。特にアナジャコです。
今日一日で沢山のカニを見ることができ、とても良い勉強になりました。
チャリー!いつもありがとう!!自然とたのしい思い出がいっぱい。
子供と一緒にこんなに色々な種類のカニをつかまえることが出来て楽しかったです。童心に帰りました。
カニオールスターズにあえて良かったです。干潟よいつまでも。
干潟の生きもの達 いつまでも元気に お互い頑張りましょう。
カニがいつまで住める環境を。
     観察風景
観察風景

黄色いハンカチとおりがみ
黄色いハンカチとおりがみ


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