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「2012干潟・湿地を守る日」宣言

 私たちは、長崎県諫早湾が閉め切られた「4月14日」を忘れずに全国の干潟・湿地の保全に取り組んできました。14回目となる2012年「干潟・湿地を守る日」は、湿地を破壊してきた歴史を転換し、湿地保全への取り組みを新たな気持ちでスタートさせましょう。
 
 2011年3月11日、東日本大震災は、巨大地震と大津波による災害と福島第一原子力発電所による広範囲な放射能汚染をもたらしました。日本の国土だけでなく海洋を含む地球規模の汚染事故となり、原発の安全神話は崩壊しました。
 私たちの想像を越える自然の力の存在と人間の作り出した「フクシマ」原発事故から教訓を学ばなければなりません。大震災を機にお互いの絆の大切さに気づかされたことは大きな希望です。そして人間のおごりと都合による原子力開発を見直し、未来の世代に破局的な危険を引き継がせてはならないと考えます。
 
 私たちは、日本各地の湿地・干潟の保全を目指してきましたが、長崎県諫早湾干潟の復活への道のりは険しく、沖縄県泡瀬干潟、山口県上関などの無用な開発・公共工事は続いています。
 2012年7月にはラムサール条約COP11がルーマニア・ブカレストで開催されます。ルーマニア会議では、日本は新たに6ケ所以上の湿地・干潟を登録する見込みです。今後も国際基準を満たした和白干潟、吉野川河口、東京湾三番瀬などの登録実現を目指し、日本の条約湿地の一層の増加を求めていきます。
 
 私たちは、今日の出会いから学びと展望を広げて、残されている干潟や湿地を大切にして、生命あふれる豊かな海や干潟、湿地を取り戻し、未来の世代に手渡していくことを宣言します。
 
 
 追加宣言(各地の宣言を必要に応じ追加してください)
 
 
 2012年4月14日
  (日付はイベント日に合わせてください)
 

2011年4月14日
(日付はイベント開催日に合わせてください。)

日本湿地ネットワーク
干潟・湿地を守る日2011参加者一同


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