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「2017干潟・湿地を守る日」宣言

 私たちは、長崎県の諫早湾が閉め切られた1997年の4月14日を忘れずに全国の干潟・湿地の保全にとりくんできました。4月14日を「干潟・湿地を守る日」とするキャンペーンは1999年からはじまりました。
 「ギロチン」と呼ばれた諫早湾の閉め切りから20年になります。有明海では赤潮発生が続いていて、諫早湾の潮受け堤防水門の開門は待ったなしの状態です。ところが、開門を求める漁業者側と開門に反対する営農者側がそれぞれ国を相手取って訴訟を起こし、「開門命令」と「開門禁止」の相反する司法判断が出ています。国(農林水産省)はそれを口実にし、いまだに開門していません。そればかりか、開門しないことを前提として100億円の基金案を提示し、漁業者の分断をはかっています。
 全国の干潟・湿地は、その多くが開発の危機にさらされています。それは、環境省が昨年4月に発表した重要湿地の調査結果でも明らかです。「再生」をうたい文句に掲げて干潟や浅瀬の人工改変をめざす動きも続いています。有害物の鉄鋼スラグを利用した藻場造成の実験も進んでいます。
 そういう状況のなかで、私たちは、干潟や浅瀬、湿原など、いまある豊かな湿地を後世に残していかなくてはなりません。危機に瀕している重要湿地をラムサール条約に登録することも大事です。そのために、志を同じくする皆さんと連携し、日本各地の干潟・湿地を守るために力をあわせて行動することを宣言します。
 
 
 追加宣言(各地の宣言を必要に応じ追加してください)
 
 
 2017年4月14日
 (日付はイベント日にあわせてください)

 
 追加宣言(各地の宣言を必要に応じ追加してください)
 
 
 2017年4月14日
 (日付はイベント日にあわせてください)

日本湿地ネットワーク            
「2017干潟・湿地を守る日」参加者一同


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