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「2025干潟・湿地を守る日」宣言

私たちは、長崎県の諫早湾が閉め切られた1997年の4月14日を忘れずに全国の干潟・湿地の保全にとりくんでいます。4月14日を「干潟・湿地を守る日」とするキャンペーンは1999年からはじまりました。今年は26回目です。

世界各地で湿地の破壊が止まりません。ラムサール条約事務局は2021年、「世界の湿地の面積は1970年以降、35%も減少した」と警鐘を鳴らしました。

湿地の減少は日本も深刻です。国土地理院によると、日本では1800年代後半から自然の湿地が60%も失われました。日本のラムサール条約登録湿地数は53か所にまで増えました。しかし、多くの湿地が危機にさらされています。

北海道の釧路湿原は、日本で初めてラムサール条約に登録された日本最大の湿原です。その釧路湿原も、メガソーラー(大規模太陽光発電所)の乱開発にさらされています。沖縄・辺野古の海では、沖縄県の知事や県民が強く反対しているにもかかわらず、防衛省が米軍新基地建設の埋め立て工事を強行しています。

湿地の保全は、生物多様性保全のためにも、温暖化対策や防災対策の上でも重要となっています。私たちは、干潟や浅瀬、湿原など、いまある豊かな湿地を後世に残さなければなりません。危機に瀕している重要湿地をラムサール条約に登録しなければなりません。私たちは全国各地の干潟・湿地を守るために力をあわせて行動することを宣言します。

追加宣言(各地の宣言を必要に応じ追加してください)


2025年4月14日

(日付はイベント日にあわせてください)


日本湿地ネットワーク            
「2025干潟・湿地を守る日」参加者一同


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