世界湿地ネットワーク

議事録

2009年 12月 15/16日

12月15日 - 16.00 米国 / 16.00 コスタリカ / 22.00 英国 /
  21.00 ガンビア /23.00 オランダ、スペイン / 00.00 ルーマニア /
12月16日- 7.00 日本、韓国 / 8.00 オーストラリア

草稿

参加者:
Chris Rostron (議長)
柏木実 (テクニカル・サポート)
Esteban Biamonte (事務局) - インターネット接続不良のため、一部参加
辻淳夫 (アジア代表)
Cassie Price (大洋州代表)
招待参加者:
Nial Moores (バーズコリア), インターネット接続不良
Ma Yong-un (KFEM)

欠席者:
Baboucarr Mbye (アフリカ代表)
Melissa Marin (新熱帯区代表)
Luc Hoogenstein (テクニカル・サポート)
Zi, Tzan-hyuk (KFEM)
Becky Abel (北米代表)
Peter Lengyel (共同議長、欧州代表)
Sunny Harrison (Wetlands and Birds Korea)


1. 韓国 - 四大河川事業の近況
MaYong-unとSunnyHarrisonは意見書を翻訳し、プレスリリースを発表した。数社のメディアがこれを記事にし(Maは、WWNのウェブサイト掲載用に記事を送付する)たところ、韓国環境部が意見書への対応について問い合わせてきた。Nial Mooresは、報道は効果的であり、WWNの知名度を上げるのに役立ったと述べた。これにより国外のネットワークが事業への懸念を表明することができた。MaとNialは、WWNの支援に感謝した。

将来の運動に対するWWNからの支援に関しては、ルールを設けておくことが必要である。まず、意見書はメールより書面で送付する方がよい。メールは紛失しやすい上に受信拒否もしやすい。また、WWNのヘッダー付きの意見書を書留郵便で送りつける方がインパクトが大きい。次回はもっと早めに計画をし、意見書の複写を送るとよい。また、国際的な保全団体が直接意見書を届けることで、国内や地元のグループが政府から反対運動の首謀者として名指しされるのを避けることもできる。

地元での調整に関しては、全ての国内パートナーが利用できるように意見書を翻訳しておくべきである。パートナー間で調整して行うとさらによいだろう。Maは、「韓国湿地NGOネットワーク」なるものが来年早々に結成される予定であると述べた。同ネットワークへの参加予定団体には意見書をリリースし、団体のウェブサイトに掲載するよう頼んである。Nial Mooresは、同ネットワークへの参加に当たっては、バーズコリアの趣旨と合致するか否かを検討する必要があるとしながらも、そのアプローチは支持するとした。Chris Rostronは、より多くの団体が参加すれば、メッセージも影響力も強まるだろうと述べた。

東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップの会議が来年2月22日から26日の日程で仁川市近郊で開催されることになっており、Roger Jaenschが事務局を担当する。四大河川と干潟埋め立て事業を取り上げる機会になるかもしれない。特にラムサール事務局からの出席者がいない会議に、WWNから代表を出せば効果的であろう。Nialは、RogerのメールをChrisに送る。

2. WWN年次報告書(Chris)
最終草稿は回覧済み。全員が最終版を承認した。Chrisは、メンバーが年次総会を開催したいかどうかを尋ねた。これは、湿地賞プロジェクトの一環としての最初の対面会議になりうる。Esteban Biamonteは年次報告書をスペイン語に、柏木実と辻淳夫は日本語にそれぞれ翻訳し、Chrisは世界版を送信する。

3. WWN世界湿地賞
スペインの生物多様性財団は、いくつかの修正を条件に、要請額とほぼ同額の助成金提供に合意した。主な変更事項として、中南米と地中海に焦点を当てることが求められている。Melissa Malinは、だからといって他の地域が参加できないということではないが、若干異なった取り組み方になるかもしれないと述べた。1月に再度財団との会合を持ち、その結果を報告する。Chrisは、提案書の最新版とその英訳をコミティーメンバーの検討用に回覧し、次回の会議で審議する。

たとえ湿地賞が全大陸を網羅できなくとも、これはWWNの能力向上を図り、賞を授与する体制を立ち上げて始動させるには非常によい機会であるとの点で、全員が同意した。

4. その他事項及び次回会議
柏木は、来年10月に日本で開催されるCBD COP10にWWNのメンバーを参加させるための助成金申請を行った。3月に結果が発表される。
また、現在、ポスト2010年目標の達成に向けた行動戦略に関する地域ワークショップが開催されている。

次回会議:1月20 / 21日、時間は通常通り。


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