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市民+野党共闘の村越祐民さんが市川市長に初当選

〜三番瀬保全と行徳野鳥観察舎存続に追い風〜


 千葉県市川市(人口48万人)の市長選挙が2018年4月22日に投開票され、市民と野党の共同候補で新人の村越祐民(ひろたみ)さん(44)が当選しました。同市長選は、昨年11月の選挙で5人の候補者全員が当選に必要な法定得票に達しなかったため、再選挙になっていました。
 村越さんは、「市民にやさしい市長を選ぶ会」の政策骨子をかかげる市民の共同候補です。政党は、立憲民主党、民進党、日本共産党、社民党、自由党、市民ネットワーク千葉県、新社会党、緑の党の8党が村越さんを推薦です。連合千葉と連合東京の推薦も受けるなど、幅広い市民と野党が一体となって村越さん当選のためにたたかいました。市川市を拠点に三番瀬保全運動をくりひろげている「市川三番瀬を守る会」も村越さんを支持し、当選のために奮闘しました。
 村越さんは、三番瀬の恒久保全や行徳野鳥観察舎の存続も公約にかかげました。「市川三番瀬を守る会」が3月17日にひらいた定期総会に出席し、こうのべました。
 「三番瀬をどうやって守っていくかということが、市川の街のアイデンティティーを保つうえで大事である。そのため、三番瀬の自然環境を守るということを選挙公約やビラに明記した。魅力あるまちづくりをみなさんといっしょにすすめたい。選挙をつうじて結束・連帯を強め、必ず市長になってみなさんといっしょに活動していきたい」
 市川市では、行徳鳥獣保護区のそばに建っている行徳野鳥観察舎の存続が課題になっています。県が「行政改革」の一環として2018年4月1日に同観察舎を廃止したからです。解体は2018年度です。
 市川三番瀬を守る会や千葉県野鳥の会など三番瀬保全7団体は、行徳野鳥観察舎の存続を求めて署名集めや行政交渉などをすすめてきました。
 再建・存続のカギは、費用負担など市川市の積極対応です。7団体は5月7日、村越新市長あてに下記の要望書を提出しました。5月24日は、行徳野鳥観察舎の存続と三番瀬の恒久保全をテーマに市長と面談することにしています。

写真7-1
▶市長就任のお祝いと行徳野鳥観察舎の再建・存続に関する要望について
(JAWAN通信 No.123 2018年5月20日発行から転載)

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