■干潟を守る日2005イベント報告

蒲生海岸自然観察会

●2005年5月5日(木)
●主催:蒲生を守る会

 蒲生海岸の春の自然観察会(蒲生を守る会主催)が、5月5日(木)、「干潟を守る日2005」の参加行事として開催されました。当日は、さわやかな天候に恵まれ、80人を越えるたくさんの参加者が集合場所の日和山に集まりました。初めに、今回の行事の経緯や、観察会のテーマである蒲生干潟の渡り鳥についての説明を受け、干潟の鳥の観察を開始しました。
 干潟は、ちょうど干潮で、めずらしいヘラサギ、セイタカシギをはじめ、その他のシギやチドリ類やカモ類などの水鳥をまじかに観察することができました。その後、干潟を一周するうちに、季節の野鳥が次々と現れ、全体で43種を記録しました。蒲生海岸での営巣が途絶えているコアジサシ4羽も姿をみせてくれまあした。海岸の砂浜では、ちょうど見ごろのハマハタザオ、コウボウムギや咲き始めたハマエンドウなど海浜植物も楽しめました。
 観察会の最後に、蒲生干潟の現状と「干潟を守る日2005宣言」の解説がなされ、次のような「蒲生を守る会」としての<追加宣言>を付け加える形の内容を、参加者全員の拍手で採択しました。

<追加宣言>
 蒲生干潟再生事業に市民主導で取り組み、生物の多様性を保つ豊かな蒲生の自然環
境を復元させ、1970年代の渡り鳥でにぎわう干潟をとりもどそう。

2005年5月5日        日本湿地ネットワーク
             「蒲生を守る会」自然観察会参加者一同

海岸で営巣中のシロチドリを観察する参加者たち 最後に「宣言」を拍手で採択


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