ラムサール条約第9回締約国会議(COP9)報告

湿地と水―生命を支え、暮らしを維持する
Wetland and Water: supporting Life, sustaining Livelihood




加盟国:147か国 登録湿地数:1524か所
登録地面積:1億2910万ヘクタール(129万km3

日時:2005年11月8日(火)―15日(火)
場所:ウガンダ共和国カンパラ市ムニョニョ スピークリゾートホテル
参加者:各国政府代表・国際パートナー団体・地域NGO・企業から約1000人

報告:日本湿地ネットワーク


締約国会議プログラム

11月3−5日 CSOプレラムサール会議(カンパラ市ムイェンガ ホテル・インターナショナル)
11月6−7日 子どもラムサール(カンパラ市・インターナショナルスクール)
11月7日(月)
午前: 常設委員会・参加者登録
午後: 常設委員会・事前準備・参加者登録
11月8日(火)
午後: 地域会合・参加者登録
夕方: プログラムI 開会式
11月9日(水)
午前: プログラムII〜VII 議事運営事項(議事法の採択・議長選出・会議委員の選出・傍聴者承認)
昼休み: サイドイベント
午後: プログラムIX〜XI 報告事項(常設委員会・事務局長・科学技術検討委員会)
特別発表:ウガンダの湿地の保全と持続可能な利用
夕方: 草の根NGO会合
夜: ウガンダ政府レセプション
11月10日(木)
朝: 草の根NGO会合
午前: 議題XII 2003-2008戦略計画 決議案9 戦略計画実施の効率化
議題XIV 財政報告および予算の提案
議題XV  決議案の提案および討議
昼休み: サイドイベント:日本の新登録湿地の紹介 財政委員会
午後: 地域会合
夜: 駐ウガンダ日本大使館日本NGO代表者レセプション
11月11日(金)
朝: アジア地域会合、草の根NGO会合
午前: 議題XV 決議案提案・討議(続き) 地域別取り組み(決議案8改1) 魚類資源(決議案4) 国際環境条約の協調(決議案5) 国境を越えた保全の協力(決議案6)
昼休み: サイドイベント・財政委員会 
午後: 議題XV 決議案提案・討議(続き) 登録地選択基準(決議案7) 自然災害(決議案10) 条約事務局名の用語(決議案11)
夕方: コンタクトグループ(賢明な利用)
夜: 非公式会合「水田の価値」日韓環境NGO
11月12日(土)
朝: 草の根NGO会合 
コンタクトグループ(賢明な利用)
午前: 議題XV 決議案提案・討議(続き) 協力国際NGO(IOP)(決議案17) COP決議検討(決議案18) CEPA監査委員会(決議案19) 地域湿地シンポジウム(決議20)(日本政府提案) 島嶼小国家におけるバイオーム(生物群系)横断管理(決議案21) 南極の湿地(決議案23) ラムサール登録湿地と保護区システム(決議案24) 鳥インフルエンザ(決議案25) 条約の運営改善(決議案26)
昼休み: サイドイベント「アジア湿地シンポジウム」 
コンタクトグループ(賢明な利用 鳥インフルエンザ)
午後: 特別報告「ミレニアム生態系アセスメントとラムサール条約」
専門部会1「統合的水管理への賢明な利用概念の適用」 
    2「湿地管理における文化と知識」
議題XV 決議案提案・討議(続き) 賢明な利用についての技術的ガイドライン(決議案1c,d,e)
夕方: コンタクトグループ(賢明な利用)
夜: 日本からの参加者の交流会
11月13日(日)
終日: エクスカーション
11月14日(月)
朝: 草の根NGO会合 
コンタクトグループ(賢明な利用)
大統領出席のため本会議場前のセキュリティーゲートで厳重チェック
午前: 議題XV  決議案提案・討議(続き) 条約の管理改善(決議案26)
議題XVI 資格審査委員会報告
議題XVIII 専門部会報告
議題XIX  決議案の採決 (決議案6、7、14)
昼休み: サイドイベント「アジアモンスーン地帯の水田」
午後: ムセベニ・ウガンダ大統領スピーチ
議題XIX 決議案の採決(続き) (決議案14、16、18、19、20、21)
議題XX 常設委員会構成国選出
夕方: コンタクトグループ(鳥インフルエンザ)
夜: 韓国環境大臣主催レセプション
11月15日(火)最終日
朝: NGO会議
午前: 議題XIX 決議案の採決(続き) (決議案2、3、4、8、9、10、11、12)
資格審査委員会報告 採択
午後: 議題XIX  決議案の採決(続き)
      (決議案15、24、25、25、26、5、22、1、13、5、27)
議題XXI  次回COP開催国
議題XXII その他の事項
議題XXIII 会議記録の承認
議題XXIV 会議の閉会
夜: 韓国慶尚南道主催レセプション


 この報告は会議に日本湿地ネットワークからオブザーバーとして参加した柏木が書き下ろした。すべてのプログラムに参加することは不可能であったので、末尾に挙げた資料をもとに補った。おのずと偏りがあることをご了承されたい。特に、釧路公立大の小林聡史教授の記録は全面的に参考させていただき、またご了解を得て、そのまま、また修正して使わせていただいた。多謝!


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